Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
J.Rais*; 館盛 勝一
Sep. Sci. Technol., 29(10), p.1347 - 1365, 1994/00
被引用回数:45 パーセンタイル:89.73(Chemistry, Multidisciplinary)非常に疎水性の大きな抽出剤であるジカルボリド(CCDと略す)とハードなドナーあるいはソフトなドナーの組合せによる超プルトニウムとランタニド元素の相互分離抽出系を検討した。ハードなドナーとしてTOPOを選んでCCDとの混合系を調べたが、大きな分離係数は得られなかった。次にソフトドナーとして、TPTZとo-フェナントロリンについて調べたところ、前者については、やはり大きな分離係数は得られなかったが、後者については、例えば、0.1M HNO溶液からAm(III)のみを選択的に抽出する事ができ、Eu(III)との分離係数(D/D)として20~34という大きな値を得た。この結果は、例えば高レベル廃液の群分離において、超プルトニウム元素を有効に他のランタニド元素から分離回収する工程を確立する可能性を示している。
臼田 重和; 桜井 聡; 平田 勝; 梅澤 弘一
Sep. Sci. Technol., 25(11-12), p.1225 - 1237, 1990/00
被引用回数:1 パーセンタイル:27.36(Chemistry, Multidisciplinary)硝酸溶液中の強塩基性陰イオン交換樹脂に強固に吸着しているプルトニウムを溶離するため、硝酸-ヨウ化水素酸混合溶液を用いてプルトニウムの脱着挙動を調べた。プルトニウムの脱着は、混合酸溶液中の硝酸濃度が高くなる程増加した。しかし、ヨウ化水素酸は樹脂中で硝酸濃度とともに分解する傾向にあり、2.5Mを超えると溶離が困難であった。この混合酸溶出液中のプルトニウムの酸化状態は、3価及び4価の混合であった。硝酸溶液中の陰イオン交換樹脂に吸着しているプルトニウムを効果的に溶離するには、1MHNO-0.1MHI混合溶液が溶離液として適当であった。以上の結果をふまえ、ミクロ量及びマクロ量双方に対するプルトニウムの精製法を確立した。
C.Bernido*; 大道 英樹; 片貝 秋雄; 岡本 次郎
Sep. Sci. Technol., 23(1-3), p.35 - 47, 1988/00
被引用回数:7 パーセンタイル:58.15(Chemistry, Multidisciplinary)放射線法によってアクリロニトリルをグラフトして得たアミドキシム型繊維状吸着剤を、リン酸からのウラン、バナジウム、チタン、鉄等の回収に用いた。
臼田 重和; 河野 信昭
Sep. Sci. Technol., 23(10-11), p.1119 - 1131, 1988/00
被引用回数:13 パーセンタイル:70.03(Chemistry, Multidisciplinary)破壊法による燃焼率測定のために、硝酸-メタノール混合溶媒による陰イオン交換法を用いて、使用済核燃料中のNd、Am及びCmの分離法を3つ開発した。
大道 英樹; 片貝 秋雄; 岡本 次郎
Sep. Sci. Technol., 23(10-11), p.1133 - 1143, 1988/00
被引用回数:3 パーセンタイル:44.13(Chemistry, Multidisciplinary)放射線グラフト重合法を用いて合成したアミドキシム基含有高分子吸着材によるバッチ法の海水からのウラン吸着過程の解析に液膜物質移動律速モデルを適用した。吸着量の実測値とモデルによる計算値とを一致させるため、平衡吸着量と液膜物質移動係数とを変化させた。フロインドリッヒ型吸着式の指数は1.6と求められたが、これは含水酸化チタン吸着材による文献値と同様の値であった。
大道 英樹; 片貝 秋雄; 岡本 次郎
Sep. Sci. Technol., 23(14-15), p.2445 - 2450, 1988/00
被引用回数:4 パーセンタイル:67.83(Chemistry, Multidisciplinary)溶液中の金属イオンとポリマーリガンドとの間のキレート形成に対する超音波の照射効果が知られている。このことより、キレート形成による海水中のウランの捕集に対しても、超音波照射効果の寄与が期待される。放射線グラフト重合法で合成したアミドキシム基含有吸着剤を海水に浸漬したところ、超音波照射下では初期に大きなウランの捕集が見られたが、時間の経過と共に減少した。アミドキシム基による含水量の経時変化及び官能基量の変化を、NMRおよびEMで調べた結果、初期の大きなウラン捕集は含水量の増加に基づき、捕集の経時変化は官能基量の減少、すなわち超音波照射による官能基の脱離に基づくものと推定された。
大道 英樹; 片貝 秋雄; 須郷 高信; 岡本 次郎; 加藤 俊作*; 坂根 幸治*; 菅坂 和彦*; 板垣 孝治*
Sep. Sci. Technol., 22(4), p.1313 - 1325, 1987/00
被引用回数:28 パーセンタイル:83.55(Chemistry, Multidisciplinary)円形および十字形断面のポリプロピレン維持を基材として、放射線グラフト法によりアクリロニトリルのグラフト重合を行い、海水ウラン採取用捕集材を合成した。
大道 英樹; 片貝 秋雄; 須郷 高信; 岡本 次郎
Sep.Sci.Technol., 21(3), p.299 - 313, 1986/00
被引用回数:72 パーセンタイル:95.24(Chemistry, Multidisciplinary)繊維にアクリロニトリルをグラフト重合させ、そのシアノ基をアミドキシム化することにより、海水ウラン回収用の繊維状アミドキシム型捕集材AOFを合成した。親水性モノマーであるN、N-ジメチルアクリルアミド(DMAAm)、アクリル酸(AAc)などをあらかじめグラフトしておくと、AOFの含水率、吸着水の動き易さなどが向上した。これらを比較すると、AOF-DMAAmAOF-AAcAOFの順であった。一方、ウランの捕集性能はAOF-AAcAOF-DMAAmAOFの順であった。AOF-AAcでは、ウランと共に吸着されるアルカリ土類金属の吸着パターンが、繊維中のポリアクリル酸の分布パターンとよく一致した。また吸着されたアルカリ土類金属が、銅イオンなど重金属イオンを含む溶液を導入することにより脱着することを見出した。
大道 英樹; 片貝 秋雄; 須郷 高信; 岡本 次郎
Sep.Sci.Technol., 21(6-7), p.563 - 574, 1986/00
被引用回数:73 パーセンタイル:95.35(Chemistry, Multidisciplinary)放射線を用いてポリマー繊維にアクリロニトリルをグラフトし、次いでアミドキシム化することにより、新しいタイプの海水ウラン捕集用吸着材を合成した。カラム法によりウラン補修を行ったところ、低流量では吸着量が海水流量に比例したが、高流量では一定値を示した。バッチ法では、ウラン吸着量と(海水量/吸着材量)との関係が重要であり、これにより、いかなる実験規模で求められた吸着量も相互の比較が可能になった。吸着材を使用後、約80Cのアルカリ水溶液で処理することにより再生が可能になったので、吸着材のくり返し使用の可能性を検討した。再生処理をしない場合は、くり返し使用により吸着材の含水率が減少したが、再生処理をした場合は含水率が増加した。吸着材の赤外吸収スペクトルの測定により、くり返し使用時のアミドキシム基の変化とウラン吸着量の変化の関係を明らかにした。
大道 英樹; 片貝 秋雄; 須郷 高信; 岡本 次郎
Sep.Sci.Technol., 20(2-3), p.163 - 178, 1985/00
被引用回数:80 パーセンタイル:96.08(Chemistry, Multidisciplinary)放射線グラフト重合法を用いて繊維にアクリロニトリルをグラフトし、次いでヒドロキシルアミンでアミドキシム化することにより、海水からのウラン補修用の新しいタイプのアミドキシム基を含有する吸着剤を合成した。繊維の表面にのみアミドキシム基を導入した場合には、繊維内に均一に導入した場合よりウラン吸着量が多かった。ポリアクリル酸の導入、吸着プロセスでの温度や流速の増大等によりウラン吸着量が増加した。アルカリ金属やアルカリ土類金属も吸着材中に存在するのが見出されたが、ウランに比べるとこれらの金属に対する濃縮係数は1/10以下であった。この吸着材はアルカリ処理や海水との接触などに対しても高い安定性を有していることを見出した。
吾勝 常勲
Sep.Sci.Technol., 17(12), p.1433 - 1442, 1983/00
被引用回数:4 パーセンタイル:54.93(Chemistry, Multidisciplinary)水性廃液中のPu、Amに対する除染と同アクチノイドの回収方法についてのべた。大部分のアクチノイドをそれらのシュウ酸塩で沈殿させ、またシュウ酸鉛の捕集で低レベルに除染する。本法でアルファ放射能、6.8mCi/lの廃液、30lを除染して、約10Ci/lに低減した。アクチノイドのシュウ酸塩およびシュウ酸鉛の沈殿を硝酸にとかし、除、陽イオン交換カラムでPu、Amを分離する。約90%の収率で回収できる。
藤根 幸雄; 斎藤 恵一朗; 柴 是行; 糸井 和明*
Sep.Sci.Technol., 17(13-14), p.1545 - 1563, 1983/00
連続式置換クロマトグラフィ用サーキットによるリチウム同位体分離実験を行い、その定常同位体濃度分布から分離性能を決める重要な因子の1つである理論段高さ(HETP)を求めた。そしてHETPと置換剤の流速および濃度との関係を得た。また、新しいHETPの推算式を誘導し、この式が、得られた実験値をよく説明することを示した。これにより、イオン交換樹脂中の拡散が2相間同位体交換反応の主要な抵抗となっていること、さらに、カラム内の液混合がHETPの値に強く影響していることをあきらかにした。
藤根 幸雄; 斎藤 恵一朗; 柴 是行
Sep.Sci.Technol., 18(1), p.15 - 31, 1983/00
被引用回数:16 パーセンタイル:77.49(Chemistry, Multidisciplinary)イオン交換法によるリチウム同位体分離における温度の効果および多孔性イオン交換樹脂を使用した場合の効果について検討した。同位体分離係数は、温度を上げることによって小さくなり、また、多孔性イオン交換樹脂の分離係数は、普通のゲルタイプ樹脂の分離係数と等しかった。しかし、置換クロマトグラフにおいては、吸着帯の単位長さあたりの同位体分離性能は、温度上昇および多孔性イオン交換樹脂を使うことにより改良された。これは、相間物質移動を速くしたことによりHETP(理論段高さ)が小さくなったためである。
吾勝 常勲; 小林 義威; 松鶴 秀夫; 土尻 滋; 森山 昇
Sep.Sci.Technol., 18(2), p.177 - 186, 1983/00
被引用回数:1 パーセンタイル:33.5(Chemistry, Multidisciplinary)可燃性廃棄物の酸分解処理ではPu-Amは硫酸塩として蓄積する。この硫酸塩から同アクチノイドを回収する方法を調べた。すなわち、硫酸塩中のPu-Amを水で溶出させ、シュウ酸カルシウム共沈で小容積にもたらす。本法によって、アルファ放射能4mCi/lの硫酸水溶液が0.1Ci/lに低減した。他方、沈殿からPu-Amを分離した。Pu,Amの全般的収率はそれぞれ80%および85%であった。
藤根 幸雄
Sep.Sci.Technol., 17(8), p.1049 - 1064, 1982/00
被引用回数:25 パーセンタイル:85.19(Chemistry, Multidisciplinary)置換クロマトグラフィによる同位体分離の解析については、すでに、Glueckauf、垣花、下川らが検討しているが、これらは、相互に異なっているとともに、その解析解も特定の条件のもとに得られたものである。そこで、置換クロマトグラフィによるリチウム同位体分離の特性を知るために、基本原理に立ちかえって検討を行った。その結果、リチウム吸着帯内の濃度分布を計算するためには、全還流操作の向流接触の蒸留塔あるいは方形カスケードの理論が適用できることが明らかとなった。また、吸着帯内に理論段を仮定することによって各操作因子と濃度分布を関係づける基礎式を誘導した。そして、吸着帯内に濃度のプラトー部分がある場合とか、吸着帯中央での濃度がかわらないとかの従来の文献で与えられていた制限条件を持たない場合について、数値的に非定常濃度分布を計算した。
藤根 幸雄; 斎藤 恵一朗; 柴 是行
Sep.Sci.Technol., 17(11), p.1309 - 1325, 1982/00
被引用回数:12 パーセンタイル:73.29(Chemistry, Multidisciplinary)強酸性陽イオン交換樹脂、Diaion SK116(100m)を充填した直系2cmのカラムから成る連続置換クロマトグラフィのサーキットを使用して、定常および非定常状態におけるリチウム同位体濃度分布を測定した。これらの濃度分布は、リチウム吸着帯を全還流操作の方形カスケードと仮定した計算結果と良い一致を示すことがわかった。